7万年前に始まって1万年前に終了した最終氷河期時代に人類はどのようにして過酷な寒さを生き抜いてしまったのか。全滅していれば何も考えなくてよかったのに。生命体は意識を持って結局何がしたいんだろうか。戦闘機に乗って敵国の街にミサイルを放ち、老若男女殺しまくって敵の迎撃ミサイルを喰らい落下する直前にパラシュートで脱出して海に落ちるとお魚さんがいっぱいいるんだ。地上では水平に動物が生息しているが海では上も下も生き物であふれている。

年間数万頭のクジラが死に海底に沈む。しばらく経つと体内のメタンガスが爆発して寄生動物のコロニーが形成され新たな生命が誕生するのだ。1頭のクジラを骨まで喰らいつくすのに数十年はかかり、食いつくしたウジ虫らのバクテリアが二枚貝やお魚さんなどに栄養補給される。それらの種はやがてそこから離れ、次のオアシスを探し求めて旅に出るのだ。簡単に帰れるような旅は旅とは言わない、南極へ行けとは言わんがどこか遠い世界をその動く足で見ていきたいとは思わないか。