朝冷凍バナナヨーグルト、食パン、オムレツ、キャベツ、トマト、昼牛きのこ炒め、豚汁、チクワ、夜パすた、ミネストローネ。二晩寝かせたパスタは厳しい。ミネストローネのベーコンは厚切りの天然素材の高いものだったが、美味しくない。スープにするのは間違いだったに違いない。料理は難しい。味覚能力が高くなるにつれて、よりこだわりが強くなる。これは脳が味覚を処理する能力が高くなっているのだ。味なんて気にしない、口に入ればなんでもいいという人は、単純に味覚能力が乏しい。わからない（味覚の解像度が低い）から気にしていない（美味さに追いついてない）のだ。しかし分かるからイライラする。考えるだけ無駄なことは多い。敢えて知らないふりをして、野生児にワイルドに生きていくのも良い。あのデニム短パン、ワイルドだろぉ？って言ってる時点でワイルドじゃないのが面白い。

デパ地下で1/2切りキャベツを漁っていると、聞き覚えのある生徒の声が聞こえてきた元高校教諭の船木先生。その声の持ち主は結婚と離婚を経験した大人になった女子生徒だった。