映画けいおんの舞台はロンドンだったので制作スタッフは2度視察に行っている。イギリスは料理がまずいと定評なので、その辺が妙に再現されている。仕事として行く海外というのはカッコいいし憧れでもある。カキフライがなんとなく頭の中でえがいていたけいおんのストーリー、そこにロンドンへ行くということを想像しただけで、アニメーターの方々が重い足を運んでいるんだ。ひとりの人間が、頭の中で思い描いた空想が、たくさんの人を動かす。原作者の思い描いた想像上の物語が不特定多数の人間に伝播する。共感されるのだ。同じ人種だからこそ、共感でき、面白いと思われる。想像上で描いたキャラクターが動き出し、声優が魂を込めてあたかも生きているがごとく、誕生するのだ。我々は新しいものを生み出す力がある。今はAIがそれを補ってくれる。絵の才能がなくても、簡単に（最新の超高額AdobePhotoShop月額プランを契約すれば）具現化できる。小説を書く才能がなくても、文法を指摘、校正してくれる。助けてくれるAIの時代。2年後には、全部AIの時代になる。AIではない作品にNoAIみたいな感じで、酔ってないことがシラフと呼称されるように、何か名称がつくくらいになるだろう。しかし便利なものほど高くなる。従量制課金。それに伴い、電気代、通信料金も上がる。需要が高いものほど、値段が上がる。いい土地を見つけても、他の誰かがやってきて、荒らされる。いつからか少年らは秘密基地を作らなくなったのだ。Minecraftは素晴らしいゲームだが、何年経ってもキーマウ操作。マウスをカチカチして１個１個作るのも馬鹿馬鹿しくなりつつある。もっとこう新しい革新的な外部入力装置が誕生しても良いのではないだろうか。もっとこう指でシャッシャッとやったら土が全部取り除かれて、人差し指でフィッとやって1200個の黒曜石を縦に並べてみたいな。当時Wiiの開発者らはそうしたかったんだと思われる。

クラスの奴らにガキっぽいと言われて以来、学校へ行けなくなっちまった少年は、家でひたらすらゲームをしていたところ、引きこもり更生員の女性が現れ、セックスし、ガキからいっぷしの少年へと更生された。