人は誰しも悩みを抱えていて、解決してもすぐにまた悩み出す。恋愛や仕事や学校や家庭などといった初歩的なものから、重度の病や災害、戦争まで様々あり、爆発に巻き込まれて下半身の半分がない人もいれば、隣の犬がうるさくてノイローゼで悩んでいる人もいる。

実は悩みというものは存在せず、それはただの経験の浅さ、レベルの低さ、己自身の精神の弱さまさにこれに尽きる。

日本ではGoogle検索で悩みを解決するためにたくさんサーチをかけるが、本当に強く悩んでいる人はまずググらない。

ググるのは弱さから出る現実逃避なのだ。ググって解決した人なんて五万に1つ。自己啓発本みたいな、根本的には結局解決にもなっていないことでも、頭をぐるぐる循環してこれでいいんだ解決だ！とえせ解決する。これは自分を無理やり騙す方法なのだ。

その小さな悩みをググらずに毎日仕事で忙しい父に相談している姿を想像できるか。隣の人がうるさくてイライラしてるんだよねとか言ってみたが、なんだそのクソみたいな悩みはとかえって怒られるのが隣の席の山田。

現代人は意識を低くし、レベルを上げなければならない。レベルを上げる手っ取り早い方法は何も考えずに十年の赤いパスポートを取って、インド北部のデリーに行く。そこでスマフォンを持たずに、翻訳なしで簡単な英単語だけで六年クラス。六年後には立派な人間になって、父を見返せる筈だ。何しろクソインド人共は理屈が通用しない。原始的な方法で、まさに自然でワイルドな生きる方法しかないから、強くなるんだ。これは旅行でも移住でもない。レベルを上げるため、いわばまさに生きるための解決方法なのら。

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