小学6年になる長男の昌彦が「このサイトがどこにあるのか知りたい」と述べるので多摩のAWSデータセンターに連れて行った。一般的に関係者以外は立ち入れないが、火災があってからさらに厳重となり、観光目的では入れてもらえなかった。運良く父の親戚に関係者がいたため、特別に警備員に臨時職員としての社員証を付けさせてもらい潜入に成功した。

サーバルームは広くべらぼうに涼しかった。ファンがブンブン唸って稼働していて、あちこちピカピカ光っている。昌彦が「どれが本体だい」と聞いてきたので、現実味を持たせるために同じ姿形をした別のルームに行って真ん中辺りの下から2〜3番目のサーバを指差して、「これかこれだったはずなんだが」と言ったら「ふーん」と言って二つを撫でて両手を合わせて繁栄をお祈りしていた。30分ほど見学した後、帰りにかみさんには内緒にしているため、サンリオショップでハローキティのマグカップをお土産にプレゼントしたら喜んでいた。

10年くらい前まで、将来子供ができたら英会話とピアノと水泳をやらせたいと強い意志を持っていたが、結局毎日スマホでYouTube三昧のクソガキになってしまった。子は親のコピーではないのだ。親の願望で、人を好き勝手に変えることはできない。それでもやはり我が子とは可愛いものだから甘やかさせてしまうのだ。そうやって甘やかさせて、気づけば10年後、取り返しのつかないやばいキチガイに発達する。それでも生きているだけで丸儲け。こいつが生存しているという事実だけでぐっすり眠りにつき、安心して永眠できる日がくることを祈っている。

一般的に授業中に小便や大便は禁止されているが、発情して自慰行為が要求された場合、教師は許可しなければならなかった。