あの頃は良かった症候群たるものがあるのだ。歳を重ねるごとにそう思う、それはグラフで表せばどんどん右肩下りに悪くなっていく一方だ。

5年前はよかった、10年前はもっと良かった、昭和はどれほど優れていたか等。

今を生きていくごとに悪くなる。昨日はよかった、一昨年は良かったなら、明日は今日より悪化する。来年は最悪になり、再来年は全身禿げて死ぬくらいだ。

悪循環という言葉は絶対にあってはならない、非効率な無駄エネルギー。今すぐ改善すべき問題なのら。

外を歩けばいくつか見つかる悪循環。自動車を運転してて、少し段差のある道路の箇所があったら、そこからどんどん負荷がかかって、いずれひび割れ穴があき、雪などでさらに消耗し、大型トラックなどがどんどん通過するのでどんどんと道が悪くなる。

こういうのは悪循環とは言わない。悪循環なのは言わば信号だ。ギアを挙げてスムーズに快適に加速しているのに、信号で止まらなければならない。無駄にブレーキを踏むし、せっかくの加速も無駄エネルギーになり、また進むとギア１からスタートし、排気ガスが増える。

何より時間の無駄だし運転者にとってもわずかながらストレスを食う。交差点とはいえど、まったく車の通らない止まらなくてもいい場合があるのだ。それなのに止まらなくてはならないという法律の元で意味のない昔定めた決まりごとをいつまでも大事に守り続けている。すべての信号はセンサーとAIによる効率化を目指すべきだ。今でも時間帯によっては色の時間が変わるが、交通量で制御されているわけではない。

高速道路無料化とはなんだったのか。ネクスコとかいう民間企業がボロ儲けしている。国土交通省から無駄に8次下請けまで雇って、1人か2人でできる簡単な流れ作業に、十数人導入し、ボルトの締め具合をチェックしている。

最下層で日当1万円。ネクスコの元請けはこのボルトの締め具合チェッカーを重大な安全基準なんとかという名目で高速道路のA区間からB区間までの10kmに500万円ほどを国交省に請求。

1日500m/人でノロノロと無駄に１車線通行に咳止めして、渋滞を作りながらのボルトチェック。このクソ悪循環があるから朕はこの国を降りた。非効率で無駄エネルギーの塊生成地域だ。

SAは大型トラックで満車状態。まるでトラックのお祭り騒ぎゾ。

まぁそれでも物価の高いアメリカ、カナダ。治安の悪いフランス、オーストラリア。日本人嫌いな中国よりはまだギリマシかもしれない。他にもドイツやスイス、台湾などが移住に適している候補として上がることがあるが、銀行を作りづらかったり、VISAの審査が厳しかったり、言語の壁などが何かと難しい。やはり東南アジア最強伝説。ミャンマー、タイ、ラオス、カンボジア、ベトナム、フィリピン、インドネシアこの辺りで生涯を全うするのが、今の時代の最適解かもしれない。ここはいわばアリアハン。低レベルな人間でも快適に住めるのだ。

食欲の秋や読書の秋、スポーツの秋など様々な秋の行事をクリアしていくのだった。