久々にドクターストーンを再開したら面白かった。2期まで見たつもりだったが、結構飛ばしていたのか強い奴が仲間になって凍結していたのは知らなかった。結構子供向けに作られているが、月に行くと聞いた時はそそった。

何も無い地球から少人数で車、銃、ドローンまで開発したが、さすがにロケットは無理だろう。ロケットを作るための1段落としてとうもろこしを生成するためアメリカへ船で行った。主人公曰く早めに月に行かないといけないらしい。

少年向け漫画で時系列が進む系なので、人口を増やしてロケット開発に時間をかけていたら大人になってしまうのを防ぐためだろうと思われる。作者の意地でも無理矢理感がまた面白い。アニメや漫画で主人公目線でのめり込んで物語に没頭しまうことはあるが、作者の気持ちをそこで考えることはできるか。

折木奉太郎は欠けた原作の犯人が誰なのか突き止めるために頭をフル回転させていたが、千反田はそれ以前に、作者の気持ちを考えていたという。そこが焦点だ。賢い頭で理屈で物事を捉えるキルアに対し、原点そのものを突く考え方ができるごん。

それをしてやったり顔で描いている冨樫義博。見た目はただのおっさんなんだろうが、少年の心をうまく具現化させている。

そのおっさんの脳内で作られた空間に浸って溶け込んでいるのは、気分があまりすぐれない感じはある。

エヴァンゲリオンなんかは、もともとファンだったりした人たちで集まったチームで作られた作品だが、ジャンプ漫画のような完全個人の作品というのは、8割がたおっさんが描いてはる。おっさんの心に世界のみんなが共感している。

死んでもなお生き続ける孫悟空やドラえもんは、作者の代わりとなって、未来永劫生き続ける。

当時片思いしていた梶原くんに話しかけると、エロ漫画を読んでいる真っ最中だった。エロ耐性のなかった無垢な彼女はショックで避けるようになった。