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2020年建国記念の日に投稿するつもりだった130枚のやつ

日付2020-02-09T18:29:00
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勉強は覚えられないのに、頭の片隅にある無駄な記憶は嫌でも忘れられないのだ。HDDみたいにいらないファイルを消して整えた上で勉強を覚えたいのにそうはいかないのである。

例えば昔住んでいた家の構造、自分の部屋だけでなく玄関から親の寝室まで事細かに覚えているはずである。それだけでなく、模様替えする前後や、小学校の玄関、よく行った友達の家の部屋までも覚えてるのだ。此の無駄な記憶を有効活用して記憶力を高める方法があるのだ。

やり方は覚えなきゃいけない要素を昔住んでいた家の入口に近い玄関から一番離れた部屋まで、ポンポンと物体にして置くのだ。

例えば僕の実家なら、
｢祇園精舎ぎおんしょうじゃの鐘の声、諸行無常しょぎょうむじょうの響きあり、沙羅双樹しゃらそうじゅのはなのいろの花の色、盛者必衰じょうしゃひっすいの理ことわりをあらはす、奢れる人も久からず、ただ春の夜の夢のごとし、猛たけき者も遂にはほろびぬ、ひとへに風の前の塵におなじ。｣

であったら、
祇園精舎の鐘を玄関の外に置くのだ。
↓
玄関に入るとインターフォンで諸行無常の響きが鳴るのだ、
↓
左のトイレのドアを沙羅双樹の花の色に塗っておいて、派手だなぁと思いながら、
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居間の扉を開けると、賑やかな家族がいるはずだったが誰も相手してもらえず、盛者必衰の理をあらわすのだ。
↓
台所の冷蔵庫を開けるとバイトの先輩におごってもらったコーヒーを飲んで、奢れる人も久しからずと思った後、
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2階に上がって自分の部屋の扉を開ける前に、自分と自分の彼女が部屋でH(無料ただでH)している様子を空想で思い描いて、 ただ春の夜の夢のごとしと思い、
↓
ドアを開けて、本棚をハムスター小屋にしたことを思い出し、元気だったハムスターが息絶えたことについて、猛き者も遂にはほろびぬと唱え、
↓
部屋の窓を開けてガラスに映る自分の顔が一重であると思いながら、ひとへに風の前の塵におなじであるのだ。

冗談半分のつもりで書いたが、本当に覚えたのだ。今住んでいる部屋でも良いが、なるべく昔住んでいた家のほうが無駄な記憶を有効活用するという本来の趣旨に合うのである。生きてきて無駄だったことなど一つもないのであると云われている。

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